もう10年ぐらい前に読んだ「サライ」(渋い!)に掲載されていた梅寿軒の「寒菊」。何ヶ月もかけて冬の間だけ作ると言う記事を読んでいつか食べてみたいと思っていました。
購入するにも予約制なので敷居が高くてなかなか買うこともできなかったのですが、やっとやっと買う事ができました。福岡三越の菓遊庵で二個入り300円ぐらいで。
10年間私の頭の中でずっとイメージを暖めつづけていた「寒菊」は、何回も何回も蜜をかけて固めた砂糖の白い衣の中には、何かねっとりとしたあんこのような物が入った重厚な味わいの物でした。
ところが食べて見ると、想像とはまったく違う上品で軽く素朴な干菓子だったのです。生姜糖がかかっているとこや、せんべいのような食感は、「柴舟」あたりによく似ています。
想像とまったく違っていたのですが、あっさりとした美味しいお菓子でした。
このお菓子は、毎年12月〜2月にかけての寒い時期に仕込みを始め、ついたもちを1ヵ月間乾燥させ、その後1年間低温庫で寝かせて焼き上げます。焼いた餅に生姜を入れた砂糖をかけ2〜3週間乾燥させやっと出来上がり。まるで費やされた時を食べているお菓子です。
このお菓子の姿は菊の花なのか、葉なのか。積もった雪なのか霜が降りたとこなのか好きなように想像してください。

菓子皿:砥部焼 白山窯
梅寿軒(ばいじゅけん) 住所:長崎市諏訪町7-1
MAP 地図 電話:095-822-0977
目安金額:8個入り 1,260円
お店HP:
梅寿軒三越の菓遊庵でも買えます。入荷はご確認ください